成瀬歯科矯正クリニックの田中まゆみです。
ご相談ありがとうございます。開咬の治療についてですね。
開咬は矯正治療の中でも最も難しい治療といわれています。舌の癖はとるのが大変難しいからです。治ったと思っても、毎日何万回も行われている嚥下(飲み込み)が正しくなっていなければ、又もどってしまいます。
又、お子様の場合、お口を拝見していないのでなんともいえませんが、原因が舌の癖だけかどうかわかりません。又、前歯の隙はどれくらい開いているのでしょう。11歳とおうかがいしておりますが、だんだん成長がはじまり背も高くなってきてはいませんか?骨格
も関係しての開咬ですと舌の治療だけでは治らないと思います。
指しゃぶりが原因の開咬や、明らかに舌が原因の開咬は年齢が高くても
1舌訓練で癖を取る
2歯にブラケットをつけてゴムをかけて、開いている形を変えてしまう
3タングガード形の保定装置をつけ、舌がでないようにする
(このようにすると治ってきます。ただ、これも癖がぬけ、正しい飲み込みかたが身についた場合ですが。)
原因がはっきりしていないので、舌の治療だけ、訓練MFTだけで治るかどうかわかりません。でも、正しい飲み込み方をマスターすることは、後々成人のブラケットをつけた治療にも役立つと思いますので、まず様子をみるという意味でトライしてもいいかもしれませんね。
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