治療の流れ

1  初診、相談

お口を拝見させていただき、まず気になっているところなどをお聞きしながら、治療に関する心配な事や患者さんの希望についてお話しを伺います。
そして、多くの治療例を参考にしていただきながら、矯正治療全般どのような治療を行うかについての説明を致します。

2  精密検査

相談の結果、納得していただければ検査を行います。
不正咬合の状態を正しく知るために、歯の型、歯や顔の写真、顎や頭のレントゲン撮影(頭部X線規格写真、バントモ)などの検査を行います。そして治療計画を立てる準備に入ります。
検査資料がそろってから、1~2週間以降に結果をお伝えするお約束をします。

3  診断(検査結果の説明)

検査結果を徹底的に検討し、患者さんに最善と思われる治療法をご提示致します。(コンピューター分析などにより、現状での状態や問題点を説明します。)
おおまかな治療期間、治療費、使用する装置、抜歯の有無などについても説明させていただきます。
矯正の治療費は治療の難易度、使用する装置や治療期間により異なります。お支払い方法も説明致します。
なお、診断でお話しした治療計画書もお渡し致します。

4 動的治療(歯の移動)

診断の説明を充分理解、ご納得いただいた上で治療を開始いたします。
治療計画にあった矯正装置を何回かに分けて装着していきます。装置を付けたら、3~4週間に一回通院が必要です。
動的治療を始めるにあたり、治療中にお口の中を清潔に保つ指導を致しますので、ご家庭でもきちんと実行致しましょう。
又、症例により正しい舌の位置をマスターできるように、舌-口輪筋のトレーニングを指導致します。

5 矯正装置の除去

綺麗な歯並びになったところで、固定式の装置を外し、ピカピカにします。

6 保定

全体的な歯の移動が終了すると、その後歯が「後戻り」するのを防ぐため、リテーナーという保定装置を装着します。
患者さんの歯並びと噛み合わせを安定させるために必要な期間です。
定期的なメインテナンスによりお口を管理させていただきます。